3Aug
浴衣デートや浴衣女子会。せっかく浴衣を着てきたのに、衿が開いてきたり、帯がゆるんできたりしていませんか?どこを直していいのかわからない!とあわてる前に、この記事を読んで準備しておきましょう!ここで紹介するのは、ヘアゴム、安全ピン、ハンカチタオル、バンドエイドを使った、外出先の浴衣トラブルの応急処置です。
目次
浴衣の着崩れの直し方
お悩みケース1 後ろの帯がゆるんできた!
結び目のもとを、ぎゅーと締めなおします。ポイントは上に向かってしめること
左右のリボンに、中心でクロスになるようにゴムをかけると安定します
このように、お出かけ先で便利なのは「ヘアゴム」。飾りなどついていると、ポイントにもなりますね。
お悩みケース2 巻いている帯がゆるんできた
帯全体がゆるんで下がってくる…巻き直すのがベストですが、外出先ではむずかしいのでは。この場合はハンカチタオルなどを帯と浴衣の間に押し込み、隙間を埋めます。
背中側にタオルをいれてみましょう。それでも解消しない場合は前にもう一枚いれてみて
お悩みケース3 浴衣の衿もとが開き、肌が見え過ぎる
動いていると衿もとがはだけやすくなります。浮いている部分を後ろへ送り、背中のおはしょりを下へひっぱりましょう。
衿元の浮いた部分を後ろへ送ります。浴衣は肌を見せすぎないこと
お悩みケース4 鼻緒がすれて足が痛い
足元トラブルも多いですね。部分的にすりむいたりしている場合は、バンドエイドを。または、レースの足袋などを持参すると、痛みと、冷房による冷えも同時に解消。
グーグル「レースの足袋」画像検索結果より
和装の着崩れ防止のために、上級者がやっていること
和装下着をつける
和装の下に洋服用のブラジャーはつけません。バストアップされて、着崩れの原因になります。和装ブラジャーに付け替えるか、せめてスポーツブラなど、ワイヤーの入っていない下着をつけます。
タオルを巻いてウエストのくびれをなくす
痩せている人ほど、このタオル補正は重要。
肩掛けバックはNG
衿元が崩れます。見た目にも美しくありません。
歩幅はいつもよりも狭く
大股で歩くと裾がどんどん広がりますから、洋服の時よりは歩幅を狭くしてくださいね。階段を上がるときは、浴衣の端を軽く押さえて、はだけないように気を付けましょう。そのしぐさも女子力アップ。
浴衣の時に便利なもの(着崩れ直しや突然の雨対策)
安全ピン(崩れた時に衿元を留める)
ヘアゴム(帯のリボン部分がほどけてきた時の応急処置)
晴雨兼用傘(突然の雨に備える)
扇子
バンドエイド(鼻緒ずれのときに)
ハンカチタオル(汗取りと、帯ゆるみ用に2~3枚あると安心)
100均雑貨で帯をかわいく!
100均で買ったレースのシュシュを帯に通して、飾りにしました。ちょっとしたポイントを前で作ることによって、凝ったように見えるし、浴衣姿が可愛くなります。他にも家にあるものなどを利用して、浴衣帯飾りにすることもできます。
ブローチのピンを、刺してとめるだけ
成人式で使った飾り紐を三つ編みにして、トンボ玉を通しました
たまにしか着ない浴衣。着崩れは誰にでもあること。外出先で浴衣や帯がくずれてきたら、あわてずに対応してください。放っておくと、どんどんひどくなるので、友達とチェックし合ったりして、気を付ける気持ちを持つこともたいせつ。直し方がわかれば、いつも堂々としていられます。そして、浴衣のお出かけを楽しんで下さいね。安全ピン、ヘアゴム、晴雨兼用傘、扇子、バンドエイド、ハンカチタオルをお忘れなく。
筆者プロフィール
着物好きが高じて、DTPデザイナーから着付講師へ転身。年間約8割を着物で過ごしている。2004年より、東京都内にて生徒とのコミュニケーションを大切にした、少人数制の着付教室は現在も進化中。