帯留のおしゃれを楽しもう♪帯留の付け方や失敗しない使い方

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帯留のおしゃれを楽しもう♪帯留の付け方や失敗しない使い方

帯留(おびどめ)とは帯のアクセサリー。初心者さんから上級者まで、注目度の高い人気アイテム。

着物姿のちょうど中心にくる帯留はとっても目立ちますし、帯留と三分紐の組み合わせはオールシーズン対応ですから、いつでも使いたいときにできる!次のお出かけでさっそく挑戦して、いつもと違う着こなしを楽しみませんか?

帯留の使い方

帯留を帯〆に通して、通常と同じように結びます。

(いつものように紐の端を挟み込まずに)リボン結びします。リボンは小さくまとめること。ここは後ろに隠す部分になります。

紐を回して、真後ろまで移動させます。

真後ろまで移動したところ。このように帯結びの中に入れて隠し、外から見えないようにします。お太鼓結びなら、お太鼓の中心に入れて、脇から見えないように。

最後に、帯留が前中心になるように調整します。完成!

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帯留+半幅帯(浴衣)アレンジ

浴衣の時の帯結びは、文庫結びよりも「リボン結び」などがおすすめ。結び目がしっかり隠れるからです。

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帯〆として利用可能なもの~リボンや皮ひも

(浴衣などの)半幅帯の時の帯〆は、完全に装飾用ですから正式な帯〆でなくともOKです。おうちにあるものを利用して自由に楽しみましょう。

たとえば、振袖の時に使った飾り紐、和装小物ではないけど、リボン、レース、皮ひもなども、帯留用の帯〆として使えます。

皮ひも

レース

飾り紐

 

飾り紐

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帯留TPO

帯留はフォーマルとカジュアルがあります。それと、使ってはいけない場所があります。

 

フォーマル帯留

宝石、パールなど高級感のあるものが一般的です。また帯〆を通す台もプラチナなど貴金属が多いです。

礼装の帯留は、難易度高め。どうしてかというと、
三分紐(帯留用の帯〆)=細い。帯=長くて重い。

帯〆の強度が通常よりも弱いので、帯〆がゆるいと帯が下がってくるからです。フォーマルで帯留に挑戦したい人は、まずはカジュアル着物で慣れてから使用しましょう。

 

カジュアル帯留

カジュアル帯留は、陶器、木製、ガラスなど素材や形、大きさは、自由。季節感や題材のあるものを選んで、趣味の装いにアクセントを持たせます。

 

帯留禁止の場所

お茶席では帯留をしてはいけません。理由は、道具を傷つける可能性があるから。喪服にも帯留はしません。

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帯留用の帯〆=三分紐

帯留用の専用帯〆は三分紐(さんぶひも)と呼ばれていて、通常よりも細くて短い、平組の組紐です。三分紐の幅は1㎝くらい。房も小さくて、帯留の金具に通しやすいようになっています。

とんぼ玉には、細い丸組などを使います。

 

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帯留でよくある失敗

着こなしのスパイスになる楽しい帯留ですが、実は、帯留が紐に通らないとか、着崩れにつながったりとか、失敗も多いです。そうならないように、事前にチェックしましょう。

 

房が長すぎて、帯留金具に入らない

このままじゃ、絶対に入りませんよね。

こんな時は、房カバーを使ってみましょう。房カバーは帯締めの収納グッズです。

きれいに入りました。房カバーは、10本入りで700円くらい。ネットで検索してみてください。

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お茶席で帯留をしていて注意された

知らないでしてしまったことなので、仕方ありません。ただし、先輩たちから見ると、これって、とんでもないことなのです!すぐに帯留を後ろに回して、お太鼓の中に入れてしまいましょう。見た目がちょっとへんでも、そのまま帯留を正面につけているよりいいと思います。

 

帯留が左右に動いて安定しない

まず確認してほしいのは、帯〆の強さ。帯〆ゆるくありませんか?まずは帯〆をしっかりと締めなおしましょう。締め直しても動く場合は、以下のTIPSを参考に。


解決策その1「帯〆二本使い」

帯留金具と、紐の太さが合っていないとき、帯留が動きます。この画像では、金具と紐の間にすき間がこんなにあるのがわかりますか?

こんな時は、隙間を埋めるイメージで、帯〆を二本重ねて使ってみましょう。長さが違っても、お太鼓の中に隠してしまいますし、前から見ると二色使いで、おしゃれっぽくも見え、一石二鳥です。

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解決策その2「ヘアゴムで固定する」

金具と帯〆にすき間がたくさんある場合、ヘアゴムで固定するという方法もあります。

わかりやすいように、この説明では、違う色のヘアゴムを使っていますが、帯〆と同色、または近い色が目立ちにくくておすすめです。

ヘアゴムを帯〆の下に通します。

中心でひと結びして、帯留金具の下にくぐらせます。

これで、帯留が左右に動くことはありません。

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帯が下がってくる

お太鼓結びで帯がずるずると下がって帯板が見えるのは、これも帯〆がゆるいのが原因です。

帯〆は、ひっぱって、ぱちんと音が鳴るくらいしっかりしめること。または、ひっぱって、↑これくらい、隙間が少ない方がいいです。

引っ張った時、こんなにすき間があると帯はだんだん下がってきます。
帯留を通すとそちらに気を取られてしまって、ゆるくなってしまう人が多いです。通常の本結びと同じくらい、しっかり締めてくださいね。

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帯〆の結び目が、お太鼓から透けている

6月~8月にたまに見かけます。帯芯の入っていない八寸帯を締める場合は透け感強いので、結び目が丸見えですよ~

 

帯留変換金具の使い方

ブローチを帯留に変換する金具をご存知ですか?ブローチのピンにこの金具を通し、三分紐を入れます。

帯留金ブローチ式

 

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手作り帯留いろいろ

こちら手作りの帯留です。プレゼントでいただきました。縮緬細工、ビーズなどで帯留になるモチーフを作ったら、帯留金具と接着して完成です。ビーズ系は帯締め専用台が市販されているそうです。

箸置き、片方なくしたイヤリングやピアス、かわいいボタンでも創作している人を見ました。自由に楽しめるのも、カジュアル帯留の魅力です。

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昔の帯〆を活用する

お母さんやおばあちゃんの昔の帯締めは、細くて短く、昔っぽくて普通には使えませんが、そこが逆に帯留向き!

とはいっても、専用紐の三分紐よりは長めなので、結び目をなるべく小さくまとめて、お太鼓結びの中に上手にいれてくださいね。房が大きくて入りにくい場合は、前述した房カバーを利用してみてください。

 

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帯留収納法

帯留を使ったら、乾いたやわらかい布でさっと拭いて収納。筆者は、ビニールの小袋へ入れて、お菓子の木箱に。傷つかないように、見やすいように。を心がけています。

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帯留の歴史

最後に、帯留の歴史について。
帯留の歴史は、江戸時代後期、文化・文政のころから。帯留はその名前の通り、もともとは、帯を留める機能を持っていました。その後、装飾品として変遷していきます。

フック式留め金具と紐通し式帯留の併用の一例

明治から、現在のような紐に通す形式の帯留が現れて流行し、装身具へと変わっていきました。

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Print帯留は着こなしを簡単にランクアップさせる便利な小物なので、ぜひ活用したいですね!
最後にここだけは、忘れずに実践してもらいたいことがあります。本文にもありますので、繰り返しになりますが、「帯締めをきつく結びましょう!!」

帯締めは帯がずれないようにする大事なアイテムですが、帯締めを使う時は、いつもより緩くなる人が多いです。
しっかり締まる帯締めを使用して、力いっぱい結ぶ。装飾性だけに気を取られると、思わぬ着崩れで悩まされますから気を付けましょうね。

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筆者プロフィール

着物好きが高じて、DTPデザイナーから着付講師へ転身。年間約8割を着物で過ごしている。2004年より、東京都内にて生徒とのコミュニケーションを大切にした、少人数制の着付教室は現在も進化中。これまでに、400名を超える指導実績がある。

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