日本の色
日本には古来から数えきれないほどの色名があります。
日本人ほど、色の名前について、豊かな表現ができる民族はいないのではないでしょうか。
タイトルを、日本の色としていますが、もちろん個々の色に国の区別はありません。ですが、それぞれに国の空や水の色によく調和する色がある、というのは確かです。
湿度が高く、空の色がいくぶん暗めなので、中間色系統が美しく見えるのです。
ここでは、日本の伝統色の、ほんの一部を紹介します。
それぞれの色は、「Webセーフカラー」の中から一番近いと思われる色で代用しました。
プラットフォームやモニタによる色の違いを少しでも減らすためです。
正確な色目を確認するには、色見本帳などをご覧ください。
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深紅（フカキクレナイ） 鮮明な赤色。 |
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桜色（サクライロ） 薄紅色。紅花で染めた薄い色。 |
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紅梅色（コウバイイロ） かすかに紫色を含む淡い紅色。 |
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蘇芳（スオウ） 青味の濃い赤。 |
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浅縹（アサハナダ） ごく薄い藍色。 |
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浅葱色（アサギイロ） 葱にちなんだ色であるが、実物の葱よりも青の強い、薄い青緑色。 |
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群青色（グンジョウイロ） かすかに紫を含んだ澄んだ青。 |
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納戸色（ナンドイロ） 黄味ががった、深い青緑。 |
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利休鼠（リキュウネズミ） 緑味の中明度の鼠色。 |
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木賊色（トクサイロ） 木賊のような深い緑色。 |
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萌黄色（モエギイロ） 冴えた黄緑色。春の色。 |
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山吹色（ヤマブキイロ） 冴えた赤味のある黄色。山吹の花の色。 |
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刈安（カリヤス） 緑みの黄色。 |
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支子（クチナシ） くちなしの実が赤く色づいた状態の色を指している。 |
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深緋（コキアケ） 紫みの暗い赤色。 |
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鳶色（トビイロ） 暗い赤褐色。鳶の羽の色。 |
